初めての出産
息子が先日、2歳の誕生日を迎えた。
1歳のときもそうだったけど、当日は一日中出産の日のことを思い出していた。
40w3d、検診。
予定日超過のため、内診グリグリ。(内診グリグリって表現そのまんまよね、あれ。)
かなり痛くて、「始まってもないのにこれ!?」と絶望①。41w0dでの入院を予約して終了。
その日は夫と近所の居酒屋で外食。唐揚げが美味しかった😌
ふつうに就寝して、AM2時頃、腰にずーーんとくる痛みで起床。
前駆陣痛は殆ど無かったこともあり、わりとすぐに「始まるやつだ」と覚悟する。
同時に、「始まりでこの痛さ!?」と絶望②。
AM4時
10分間隔になり病院へ。車で7分ほど。
AM5時
最初の内診。子宮口4センチ。
「お家でがんばったね!お昼には生まれると思うよ☺️」とのコメント。
ここでお昼をゴールにしたのが間違いだった…。
陣痛部屋に入る。4人部屋で、既に誘発の人が1人いたのかな?記憶が曖昧。
程なくして、破水した経産婦さんが1人追加。
まだ陣痛来てないようで、上の子と束の間の触れ合いタイム。
そのうち陣痛が来たようで、静かに耐えていた。
私はというと、どんどん強くなる痛みに声を抑えられない。
息を吐くたびに唸るような声が出る。
じっとしてられず、痛いときは四つん這いでゆらゆら。合間はクッションにもたれかかる。
朝から食事が出たけど一口くらいしか食べられず、付き添いの夫の胃袋へ。
PM0時
まだ子宮口5センチくらい。「1センチしか進んでない、、お昼には生まれるって言ったのに!!!!!!!!!!!」絶望③
PM1時
たぶんこの辺りで、お隣の経産婦さん出産。最後はすごく叫ぶ声が聞こえた。びっくりはしなかった。既にこんな痛いんだもん。
PM2時〜6時
辛すぎて記憶なし。付き添いの学生さんが、足湯してくれたり、病棟歩くのを手伝ってくれたり。心強かった。
PM7時
夜になったなぁと思う。でもまだ子宮口7〜8センチくらい?で絶望④。帝王切開にできませんか?!?!!!?と懇願する。
でも赤子の心拍は下がってないし、先生的にはいけるよと。
「促進剤と子宮口柔らかくする注射打って、効かなければ帝王切開にしましょう」と先生。
「促進剤は絶対イヤです」と私。(薬に抵抗が、とかではなく、これ以上痛くなるのが絶対絶対嫌だった)
折衷案で、注射だけして1時間様子見ということに。並行してカイザーの準備もしてくれるとのこと。
PM8時
注射効いた!子宮口全開!でも満身創痍で喜ぶ気力なし!分娩室へ移動。
陣痛に合わせていきむものの、下手くそでうまくいかない。さっきの経産婦さん以上の、地獄の底からの雄叫びみたいのが出てる。
途中ばつん!と破水したのがわかる。
脱糞したのもわかる…。(でもそれどころじゃない)
さすがに赤子の心拍下がってきて、酸素マスク装着。
吸引分娩になる。さらに、先生の手が助産師さんたちの間から伸びてきて、ばつーーん!と、アクロバティックな感じで会陰切開。(思い出すと笑える😂)
PM8:42
誕生!感動して涙出るかと思ったけど、そんなことはなく
ただただ「終わった……」という安堵の気持ち。
検診では3,500超えと言われていたけど、出てきてみたら3,110g。普通〜!!
ちなみに子宮口が拡がらなかった原因は回旋異常だった。なるほどね…。
分娩室から離れ、産後しばらく待機する部屋へ。夫がアイスを買ってきてくれて、食べる。甘さが沁み渡る。
色々処置の終わった赤子が到着。すーすー寝ている。頭がびよーんと伸びている。そうか、自分に子供ができたのかと、まだ他人事のような間隔。
日付超えて病室に移動し、必要最低限の人たちに報告して就寝。
興奮してなかなか寝付けなかった。
翌朝起きてみたら、その年初めて雪が積もっていた。
夫が「名前は雪男(ゆきお)かね〜」なんて冗談を言って、ふざけて私の兄に報告したら
「季節感のある名前!」と気遣いMAXのコメントが返ってきて笑えた😂ごめんよお兄ちゃん、、
おしまい。